自力で免疫力を上げる腸の強化書①

著・東京医科歯科大学名誉教授

藤田紘一郎

この本は2020年5月に第1刷が発行されたもの、つまり“新型コロナウイルス感染症”の騒動が始まってから出版されたものですが、新型コロナに関わらず病気を発症させないためには免疫力強化が大事であるということで、全身免疫力の約7割を司る

腸内環境

を整え、病気に負けない身体を作ることに特化した本でした。知りたかった内容!たまたまコンビニで見つけた良書です。

以下、この本で初めて知ったことや改めて感心したことを抜粋してみました。

・消化管(口・食道・胃・小腸・大腸・肛門)は1本の繋がった管、「内なる外」と言われる。

・そもそも食べ物は体にとって「異物」、食べ物と一緒に病原菌なども外から取り入れられる可能性がある。

・傷みなどに気付かず食べた物が危険と腸が察知すると、下痢を起こして速やかに排出される。優秀!

・腸内の免疫組織を活性化しているのが「腸内細菌」。多様な菌の存在とバランスが重要で、このバランス維持に大きな影響を与えるのが「日常の食べ物」

・腸内細菌のバランス(善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7がベストと言われている)は3歳ころにはほぼ完成し、50歳を過ぎると善玉菌の割合が減る傾向。3歳までにたくさんのスキンシップや雑菌の摂取で多様な菌を取り込んで腸内環境を整え、50歳を過ぎてからは腸が喜ぶ食事を心がけるといい。

・腸内細菌の7割を占める日和見菌には「デブ菌」と「ヤセ菌」があり、「デブ菌」が増えると脂質や糖質を体内に溜め込む+悪玉菌優勢=免疫力低下。「ヤセ菌」は脂肪を燃焼させ痩せやすい体質に+善玉菌の味方に=免疫力アップ!太りやすい人は免疫力が下がってきているかも!

・幸福感や安心感をもたらす代表的な神経伝達物質(ホルモン)「セロトニン」はなんと、腸に90%!脳(2%)血液(8%)よりも多く分布しているという事実が!なぜなら小腸にセロトニンを合成する細胞があるから。腸の働きを高めることでセロトニンの分泌が促され、腸の働きが悪くなるとセロトニンが不足してイライラや不安が増す。つまり幸せは腸がつくっている!

次回、腸が喜ぶ食材と免疫力低下によって起こる病気について書きます!

#Your Best Solution #トレーニング #ストレッチ #リハビリ #整える #使える #鍛える #新型コロナ #腸活 #腸内細菌 #免疫力 #セロトニン

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です