よく耳にする排泄のお悩み、いくつかありますが、西洋的視点・東洋的視点から学んできた運動指導者として、私なりにわかってきた原因と改善策を、数回にわたってお伝えしていこうと思います。
※デリケートな内容なので、ずっと記事にすることをためらっていましたが、QOL(Quality Of Life・生活の質)に関わることを運動の観点からお伝えできる自信がついてきたので、書いてみました。表現はわかりやすく「おしっこ」やら「うんち」が出てきますことをご了承ください(笑)。
前々回、前回記事はこちら。排泄機能の悩み1 排泄機能の悩み2 排泄機能の悩み3
夜中にトイレに起きる
調子が悪くなくても、たまには夜トイレに行きたくなることはあります。が、「毎晩」「2回以上」となると、体からのSOSの可能性があります。
考えられるのは、アルコールやカフェイン摂取など生活習慣の影響、タンク容量の低下(排泄機能の悩み1を参照)…
※皆さん水分の摂りすぎを気にされますが、摂り過ぎてる方はほぼいません❗️ご自身の体のために、もっと摂ってほしいです…が、水分不足については今回の本題から外れるので、またの機会に。
夜中に何度もトイレに行きたくなる原因、最近感じたのは
むくみ‼️
むくみは、日中起きて過ごしてる間に水分が下半身に溜まってしまう状態で、大きな原因が
運動不足
なんです。特に、ふくらはぎの運動不足。

重力で下に溜まった水分や老廃物は、どうなるのか。と考えたら。
就寝時、体が横になった時(脚と体の上下関係がなくなった時)に体幹部に戻ってくる→尿になって排出される

不要な水分や老廃物は、下腹部にある排泄器官を通らなければ体外に排出されないのです。なので、ふくらはぎのポンプ作用が効けばきちんと下から上に押し上げられるので、日中の動き(ふくらはぎの運動)があれば1番ですが、それが難しければ
仰向けで脚上げて、待つ
脚は壁や椅子などの台に置いてもOK。10分くらいそのままでいられればよいのですが、「そんなに時間かけられない」という方は
仰向けで脚上げて、ブラブラ振る
30秒〜1分で効果が出ます。が、寝る直前にやったら足先から体幹部に戻るのが就寝後になってしまうので、
就寝の1時間〜30分前
に実施するようにしてみてください。
ここまで書いてて思うことは
男性も女性も生殖期が過ぎたら機能が落ちやすい
ということ。男女とも、排尿器官と生殖器がほぼ同じ辺りにあるので、機能を維持するためにはトレーニングが必要ということです。まずは
腹式呼吸とエア縄跳び
で、今日から骨盤底筋を鍛えましょう
