『日本の神社と神様』
大きなサイズの本ですが、写真やイラストがたくさんあって文章も読みやすくて絵本のようにスラスラ読めました。
最近の読書で日本神話(古事記)や神道・神社についてのいくつかを読みましたが、それぞれの本で解釈が少しずつ違うところも面白いです。
この本で一番印象深かったのは
『神々があらわす日本人の精神』
他の宗教では『働き』を『罪に対しての苦役』とすることが多いが、神道では『神から与えられる聖なる行為』とされている、というところ。
日本人が古来から行なってきた稲作の稲は、そもそも神(アマテラス)からの授かりもの。
また、神の国(高天原)でもそれぞれが個性を生かした働きをして国を治めている、つまり神も働いているとされるのです。これはなかなかに意味深い。
世界の中でも特殊な価値観で文化を作ってきた、この日本人の気質に感激!『八百万の神』として周りにあるすべての物・人に感謝して、自分の個性を生かして生きようと決意を新たにしました!