私が運動指導で「機能改善」をやり出したのは今から10年ほど前、きっかけは母と義母でした。
そもそもトレーナーやる前(20代後半)は私自身が、自転車こいでも前に進まない(脚の力だけでこげない)ほどの体力低下があり「このままでは早々に寝たきりになってしまう」と危機感を感じて、なんとか運動の習慣をつけようという下心(笑)で運動施設(スポーツクラブ)を職場にしたのですが、幸い私の知識欲が人間の体に見事にハマったんですよね。あれからもう18年か…
毎日の積み重ねで自分の体が動くようになり、力がついて、進化を感じた頃に母と義母が弱っているのを見て「なんとかしなきゃ❗️」と思い、機能改善の運動指導を始めました。
が、何せやる気のない人たちです(笑)まず動いてもらうまでに長い年月をかけてたくさんの工夫・声かけをして、できたことや変わってきたことを見つけては褒めてモチベーション上げて、気分が乗らないときも励ましつつできそうな簡単な運動を一緒にやってみたりして、気付いたら10年経っていたという感じですが(笑)。
今では
「家から出るのも億劫で引きこもっていたが、1人で電車に乗って出かけられるようになった❗️去年外で転倒して顔や膝に大怪我をしたけど、怪我が治ってからのリハビリも自分で毎日続けられた❗️」(母)
「膝の痛みがなくなり、できなかった階段の上り下りも楽々🎵2年前からスポーツクラブにも通い始め、エアロビクスやダンスのレッスンにも挑戦、諦めていた旅行も楽しんでいる」(義母)
という成果を、80歳目前の2人が目の前で体現してくれています。
母達には私から仕掛けてなんとなく巻き込んでいったので(笑)自分の意思ではなかったため、まずは「やる気を引き出す」に時間をかけました。話を聞いてるとやる気にならないのも理由が必ずあるんですよね。その理由を解消しながら「やれば心地良くなる運動」から段々とバリエーションを増やしていきました。
残酷ですが、本人のやる気がなければ、トレーナーにどんなに知識やスキルがあっても改善していくことはできません。でも逆に言えば、やる気があれば私のトレーナー知識とスキルでも
「痛みをよくする(軽減だったり治癒だったり)」
「姿勢を良くする」
「できなくなったことができる、体の機能を取り戻す」
などができます。
今回は(内緒で)機能改善トレーニングをやっていた2人の母のビフォーアフターでした。
次回、「元からやる気で私に機能改善の運動指導を依頼してくれたお客様」の最新のお声をまとめてみます。
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