代償動作

代償動作とは

無意識下で起こる、効率の悪い、余計な・不適切な動き。本来の動作や運動を行うのに必要な機能以外の機能で補ってどうにか動作や運動を完了しようとしてしまうこと。

例えば以下のような、何かの動作をほかの動作で補って行うことを代償動作ととらえます。

  • 手を上に挙げる(肩関節から腕の骨を挙げる)動作を、体幹を側屈させたり、肩を挙上させたりして手を挙げようと補うこと
  • 骨盤や背中を起こして座ることがしんどいときに背中を丸くかがめて、背もたれにもたれて座ること
  • 歩行時に足を上げた際、骨盤が支え切れずに傾いてしまったり(下図)、足を上げきれずすり足で歩いたり、ぶん回し歩行(横に足をふって前に出すこと)で足を前に出したりすること
参照:健康長寿ネット
右が代償動作の骨盤傾き

要するに、主動筋と拮抗筋のバランスが崩れることによって力が最も抵抗の少ない方へ働いてしまうことによって起こります。

主動筋と拮抗筋とは

関節を曲げたり伸ばしたりする動作において、直接的に動作を起こす筋を主動筋と呼び、その反対の動きをする筋(だいたい反対側に付いている)を拮抗筋と呼びます。拮抗筋は、動作速度を緩めたり、止めたりして、関節構造(靭帯や軟骨など)を保護しています。

専門家向け:身体のバランスを考えたアプローチ一例 - アクシス整骨院│札幌市南区
膝伸ばす主動筋が大腿四頭筋、その拮抗筋がハムストリングス

そんな知識だけは持っている私自身が最近気付いた自分の代償動作は

ガニ股歩き

無意識で楽に歩こうとするとガニ股になっていました。年齢を重ねた方に多い傾向ですよね。あなたは大丈夫ですか?

要因 ❶足裏の最短距離

足裏が真っ直ぐの時よりも、爪先が開いている方が重心の移動距離が短いため、楽ができる

斜めにすると足長が短くなる

 要因❷太もも内側と外側の筋肉の力関係

内側(赤)と外側(青)は筋肉の長さ・太さから違う

太ももの内側の筋肉(内転筋群)は弱りやすく、外側の筋肉(大腿筋膜張筋・大臀筋・腸脛靭帯)が強いため、股関節から外側に捻る作用が強く働きやすい。主動筋に負けないように拮抗筋を働かせる必要があるということです。

こんなに足上げて歩いてはないですが笑

見た目の悪さだけでなく股関節痛・膝痛を引き起こしたり、そこからさらに腰痛や浮き指など体の使い方のエラーにどんどん連鎖していくガニ股歩きなどの

代償動作

気付いた時に修正すればクセにならないのです。クセがついてしまうと時間はかかりますが、きちんと修正しクセを取り除いてあげれば必ず改善していきます。

過去の参考記事

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