私は人から勧められて読んだのですが、
2021年1番売れた本
で、テレビで特集なんかもやっていたそうで、周りの人から「あー、あれねー」と言われました😁
読む前は電磁波の影響云々によって脳が…のような内容かと思ったら、一切書いていなかった！人間の脳が現象に対してどのように働くか、それをスマホや各コンテンツにどのように利用されているか、といったことが書かれていて、
私もまんまと術中にはまって…
と思いました(笑)
いい加減な設定のパソコンが容易にハッキングされてしまうように、私たちの脳もハッキングされる可能性があり、賢い企業はすでにそれをやっていると…なるほど。やられてる自覚あります。そもそもスマホを手に取ること自体、自分の意思ではないと！
例えば、不調から身を守ってくれるのは
・睡眠・運動・他者との関わり
の３つで、この要素が減ると調子が悪くなることが研究でもはっきり示されているそうです。便利が過ぎるほどの今の世の中で肉体や精神の状態が悪い人がこんなにも多い理由がわかっているのに、それを指摘する情報がほとんど流れてこないのは、なぜでしょうか。スマホやタブレット、パソコンだけ考えてもこれだけの技術があるのに、私たちの不調がなくならないばかりか悪くなっているのはなぜか…
それは不調から身を守ってくれる３要素にかける時間を、テクノロジーが奪うように進化してきたから。その理由は
企業にとって、見ず知らずの私たちの健康よりもお金の方が重要で、健康を維持するための時間を奪うことによってお金を儲けてきたと。ちょっと極端な表現ではありますが、端的に言えばそうなります。その証拠？に、Apple創業者の1人、スティーブ・ジョブズは自分の子にiPhoneを与えなかったというエピソードがあります。
今さらスマホを手放しITから隔離された生活を送るのは非現実的ですが、
私たちは守られていない
ことを知り、我が身を守る術を自分で身につけないといけないということが身に染みました。
また、数万年の長きにわたり人間にとって飢餓はとてつもなく恐ろしい脅威だったから、
カロリーを強く欲する
ように体が進化してきたことを知れば、現代がその進化に合わない状況になってきていること、自らの意思でその進化(カロリー欲)に抵抗しないと健康を害することが理解できます。
人間は長い歴史の中で命を繋ぐために飢餓や干ばつ、感染症から身を守れるようには進化してきたけど、癌や心臓発作から身を守るようにはなっていないため、生活習慣病に対して脆弱さを感じるのです。
他にも、現代社会で悪者のように扱われているストレスや恐怖・うつにも人間の生命を守る役割があることや、スマホは最新のドラッグである、デジタル機器が子供の成熟を妨げる詳しい過程、バカになっていく子供たち、自信をなくしていく若者たちの理由、テクノロジーで退化しないためになどがすごく丁寧に掘り下げられていて、これはIT企業にまんまとハッキングされている私たちが身を守るために知っておくべき情報だと思いました。
よかったら読んでみてください。
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