僕たちは14歳までに何を学んだか
〜学校では教えてくれない新時代の必須スキル〜
藤原和博著
著者の藤原和博さんが4人の著名人(西野亮廣さん・堀江貴文さん・前田裕二さん・亀山敬司さん)のインタビューを書き起こしてまとめ、結論として
「子育てに正解は、ない」
ことを踏まえどのように子供を学ばせるか。
学校の勉強以外のところからの学びについてが多く書かれていますが、一つ一つに納得
・「ナナメの関係」が人間関係を強くする。また、背中を押してくれるナナメ上の人がいることで「根拠のない自信」を身につけられる
「ナナメの関係」…親子や教師と生徒などの「タテの関係」、同い年友達との「ヨコの関係」ではなく、近所のおじちゃんおばちゃんや年上年下の友達など「直接の責任関係にない近しい人との関係」
・選択肢から正解を選ぶ問題を解き過ぎて「選択肢は誰かが用意してくれる」「正解はいつも一つ」の呪縛にかかってしまう…かも
複雑な思考回路を使わなくなってしまう→使えなくなる。もっとひどいのは正解を親や教師が与え続けてしまうことですね…
・勉強で得た「情報処理能力」から正解が一つではない課題解決に必須の「情報編集力」にシフトさせていくためには、タフな経験が一番効く。居心地が悪く不便で不利な戦いをすると、いやでも身についていく
主に正解を見つけ出すのが「情報処理能力」、複数の正解(もしくは何もないところから選択肢を用意)からどれが一番最適かを導き出すのが「情報編集力」
・10歳までにいかに遊んだかが大人になってからの「情報編集力」の基盤を作る
※これらのまとめは私なりの解釈です。本の言葉通りではありません。
著者も含めた5人の一番の共通点は
「根拠のない自信を持っていること」
根拠のある自信がついたらそれはそれで強いけど、根拠のない自信が持てたら人生切り拓いていかれるなぁと。
他にも感銘を受けた部分は色々あって、この方の他の本も読んでみたくなりました。