ゆるませ養生
を読んで、改めて理解が深まったこと、私なりの考えをまとめてみました。拍子抜けするようなシンプルな内容ですが、
「心地よい〜❤️」
という感覚を大事にしながら、できることからやってみてください。
温める養生
①大人の身体は頑張り過ぎる傾向にありますが、頑張った身体は強張り、硬くなります。そんな身体を「ゆるめる」1番シンプルなやり方は「入浴」です。身体は温めるとそれだけでゆるまります。シャワーよりは湯船に浸かる方が深部まで温まるので、養われます。
注意してほしいのは「温度」と「時間」、温度が高かったり時間が長かったりするとかえって『氣』が減ります。なぜなら刺激が強すぎてしまうから。半身浴も長湯になるので、養生法としてはおすすめしません。目的に合わせた入浴方法を選びましょう。
②入浴は全身を緩やかに温める養生法ですが、疲れが溜まってくると入浴で身体全体を温めてもなお気になる場所が残ることがあります。そんな時は「ピンポイント温熱法」、蒸しタオルやドライヤーやカイロ、足湯などで、ピンポイントを少し高めの温度で温めて養う方法です。特に蒸しタオルは高めの温度で温められる・湿度のある熱で深部まで温まる・すぐ冷めるので温め過ぎを防ぐ、などメリットづくし❗️電子レンジで簡単に用意できるので、火傷に注意して利用してみてください。
眠る養生
『氣』を大きく2つに分けると
陽氣…身体を温め活動するエネルギー
陰氣…体の熱を下げ鎮めるエネルギー
夜なかなか眠れない、夜中に起きてしまう、いつも目覚ましより先に目が覚める、という方は眠るための『陰氣』が足りなくなっている可能性があります。眠りにつく前の準備をしてみましょう。
①陽氣をめぐらせない
避けたいのは「光」「運動」「刺激」です。寝る直前まで明るい光を目に入れたり(テレビやパソコン・スマホも含まれます)、夜に心拍数高める運動したりすると寝つきにくくなります。また、頭部は陽氣を司る場所なので、考え事をしたりするのも陽氣がめぐります。極力避けるようにしましょう。
②陰氣をめぐらせる
体温を下げるためにも、寝る前のぬるめの入浴は適しています。足湯で頭部から遠い脚部を温めたりストレッチなどで身体の陰を司る土台(下半身・胴体)のコリを適度に伸ばすのも、陰氣がめぐりやすくなる養生法です。
また、寝る準備を整えたら仰向けで「全身で力んで、5秒で脱力」で体を緩める方法もおすすめです♫筋肉は一度力を入れてから力を抜くと弛緩しやすくなります。「拳握りながら、背中側全面で大地を5秒押し、脱力」を2〜3回やると眠りに入りやすくなります。
触れる養生
手のひらで体に触れるのも養生法のひとつです。手首に触って「脈診(脈を感じる)」で確認してみましょう。触って「すぐにわかる・輪郭がはっきりしている・リズミカルに打っている」脈なら元気です。逆に「脈がわからない・弱々しい」などは、氣がうまくめぐってないと言えます。←この脈診は心臓の機能ではなく氣の流れを観察する手段としています。
体をなでる、さすることで氣血の流れを促す「擦身功」は気功のレッスンで必ず行う基本的な気功法の一つです。全身を「流れを良くするイメージで」さすり、気になるところ気持ちのいいところを多めになでてあげると、めぐりがよくなり不調を防ぐこともできます。
さらにお腹に触れる「腹診」も触れる養生。仰向けで両足を伸ばし、お腹に手を置くだけ。氣がめぐって元気な時のお腹は、触った感触がふわふわで温かくてやわらかい「つきたてのお餅」のような状態❤️なのですが、頑張ってる人・疲れてる人のお腹は冷えて固くなり、体力が落ちている人は張りがなくふにゃふにゃになります。
腹診は「やればすぐやわらかくなる」というスピーディーな変化はなかなか起こりませんが、数日かけてゆっくり柔らかくするイメージで、毎晩寝る前に触れてみてください。
長くなったので、今日はここまで。次回、後半の
動く養生
季節の養生
環境の養生
これらの具体的な方法と私なりの解釈を記していきます。
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