呼吸は生まれてから死ぬまで続く運動です。生きていく上で必要な酸素を取り込む唯一の手段、無意識下で行なわれる「自律神経運動」ですが、
呼吸からアプローチ
して自律神経(交感神経=活動神経と副交感神経=リラックス神経)を整えることができる随意運動でもあります。
一生続く呼吸ですが、「運動」つまり筋肉によって行なわれるので、年齢を重ねて筋力がだんだん弱くなると呼吸も弱くなることがあります。
呼吸が浅くなり、肺がうまく使われなくなると一回の呼吸で酸素の取り込みが少なくなり、脈動(心拍数)が多くなったり=頻脈、体の隅々まで酸素(を運ぶ血液)を届けるために心臓の押し出しが強くなる=高血圧にもなり、
心臓に負担がかかります!
呼吸を鍛えると
・酸素の取り込みが安定することで頻脈・高血圧の改善
・呼吸筋(深層筋=インナーマッスル)が鍛えられ、姿勢が安定する
・呼吸筋が鍛えられることにより代謝アップ
・腹式呼吸によって副交感神経優位作用が働き、身体の力み・凝りがほぐれる
・副交感神経優位作用により、眠りの質が高まる
・腹腔内を動かすことにより内臓マッサージ効果
さらに「免疫力を高める」「丹田意識で腰痛予防」などにも呼吸は有効です。
呼吸は、どこにも移動しなくてもできる運動です。立っても座っても寝ても行なえます。
1.丹田に手のひらの中心(労宮…ろうきゅう)を重ねる(①〜③)
2.手をのせた下腹部を絞るように体から空気を出し切る(④)
3.体の力を緩め、自然に入ってくる空気が下腹部を膨らませるのを待つ※吸い込まない
コツは「時間をかけて!」それだけです。
そういえば…今は
「水の呼吸」とか「雷の呼吸」
とか、子供にも呼吸の重要さを伝えるアニメが大流行なので(笑)この機を捉えて広めていきましょう、呼吸!
もっと詳しく、呼吸で体への効果を感じたい、などご興味ありましたらお気軽にお問い合わせください。
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