東洋医学で熱中症を考える

熱中症予防に関して、東洋医学的な見地から分析している文献があったので、ちょっと考えてみたいと思いました。

熱中症予防のポイント

・深部体温を上げない

・脱水を起こさない

・塩分を補給する

そのための一般的な対策として

・冷たい水を飲む

・クーラーを使用する

・飲料水と共に塩分補給(スポーツドリンクなど)

これらについて、東洋思想における体の反応の考察をしていきます。(あくまでも予防の観点からです。発症後は速やかに対症療法を❗️)

冷たい水を飲む

人間は有史以来、飲食物の衛生的安全のために火を通す、すなわち温かいものを是としてきた。冷たいものを摂った時に体が寒冷刺激によって冬と勘違いし、手足末端や皮膚表面の毛細血管を収縮させる可能性がある。

手足末端や皮膚表面の毛細血管は、深部で温まった血液を体温より低い外気に熱を放出する“ラジエーター”のような役割を果たすのだが、毛細血管収縮によってその機能を果たせなくなると血液から熱を逃すことができなくなり、かえって深部体温が上がってしまう可能性がある。熱は常に作られ続けるものだから。

冷たいものを摂って行う熱中症対策は、長期的に見ると熱中症を起こしやすくしてしまうかもしれない。

また、飲む水の温度が摂取量に影響を与える可能性もあるとのこと。喉の渇きを感じ(すでに脱水の傾向)ても、冷たい水を飲むとスッとして喉の乾きが癒えてしまうので、量を飲まなくなってしまう。

飲料水は常温〜体温程度のものを摂ると一番体に吸収されやすい。これは実感として感じている。

クーラーを使用する

暑さから喉の渇きを感じ(すでに脱水の傾向)てコンビニに飲み物を買いに入った時に、クーラーがよく効いた店内に入ると、涼しくて気持ちよくて、あんなに喉が渇いていたはずなのにそうでもなくなる、そんなことがある。冷たい水だけでなくクーラーの効かせ過ぎも水分摂取に影響を与えるので注意。

また、クーラーの効く室内で汗をかかず快適に過ごしていると、汗をかけなくなる。そうなると暑い外気にさらされても汗が出なくて体温が下げられず、熱中症を引き起こしやすくなったり、クーラーで体が冷えて「冬かな?」と勘違いした体が、手足末端や皮膚表面の毛細血管を収縮させてしまい、その状態で外に出ると体の適応が間に合わずに熱中症になることも考えられる。

スポーツドリンクで水分補給

口に美味しいスポーツドリンクは、喉が渇いていなくても摂取しやすい。が、無理やり飲んだ水は細胞組織にうまく取り込まれず、体内で器から溢れた水(水邪)を作り出す。むくみはその典型例である。

塩分補給については、“センサーを鍛える”。

本来、必要な栄養分はその都度体が欲するような仕組みになっている。食事で「塩が薄いな」と感じたら塩を足すべきである。塩分も、水分も、その他栄養も本来なら「体の声を聞いて摂取」で不足を補えるはずなのだ。

ところが、糖分はそのセンサーを狂わせる。中毒性の高い砂糖は、不必要に砂糖を摂取させるようになってますますセンサーがおかしくなってしまう。調理の味付けで甘味を使うとどうしても味が濃くなるので、甘味を控えた“うすあじ”を心がけたい。

控えるべきは塩ではなくて砂糖❗️

汗をかく準備をしておく

汗をかき慣れていないと、汗とともにナトリウム(塩に多く含まれる)などのミネラルが漏れ出てしまう。真夏をこの状態で迎えると熱中症まっしぐらである。冬の間は汗をかかずに過ごすことが多いので、春頃から体を動かして上手な汗(ミネラルが漏れ出ない)をかけるように準備をしておくことが肝要。←春の養生である

参考文献:眞鍼堂

目から鱗の考察も❗️

私の頭にはなかった見解がいくつもありましたが、あくまでも「エビデンスはない」とのことです。ただ、眞鍼堂さんのブログの東洋的知見を大変参考にさせていただいてるので、興味深く読ませていただき、自分の見解に疑問を持つきっかけになりました。

正解は一つじゃない、色々情報を知って自分なりの対策を見つけていきましょう❗️

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